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薄毛の原因&改善 まとめ記事


薄毛の原因&改善方法



薄毛の主な原因
 

抜け毛が増えたり薄毛が悪化する主な原因は次の6つです。

  1. 男性ホルモン
  2. 遺伝
  3. 頭皮の血液循環不良
  4. 生活習慣の乱れ
  5. ストレス
  6. 外的要因

ここからはそれぞれの原因をより詳しく見ていきましょう。
 

①男性ホルモン

薄毛と深く関係する男性ホルモンには、

  • テストステロン
  • ジヒドロテストステロン(DHT)

があります。

テストステロンは筋肉や骨格など、男性らしい身体づくりに欠かせないホルモンです。
記憶力やモチベーションアップなど精神面にもいいメリットをもたらすもので
別名「モテホルモン」と表現されることがあります。

テストステロン自体は男性の健康維持にプラスの影響を与えます。
しかし
5αリダクターゼと結合した時はより強力な男性ホルモンDHTに変換されるため
注意しなければなりません。

というのも
DHTは「薄毛ホルモン」と言われる存在で
成人男性の身体ではネガティブなはたらきをするからです。
DHTをきっかけに発症する疾患には
AGA(男性型脱毛症)や前立腺肥大症、前立腺がん
などがあげられます。

 

②遺伝

親が薄毛の場合、子や孫にも高い確率で遺伝することがわかっています。

遺伝によって引き継がれるのは、

  • 5αリダクターゼの活性度
  • 男性ホルモンレセプター(受容体)の感受性

という2つの遺伝子情報です。

5αリダクターゼはテストステロンをDHTに変換させるはたらきをするため
5αリダクターゼが活性しやすい=薄毛ホルモンが生成されやすいと言い換えられます。

さらに
男性ホルモンレセプターの感受性が高い人というのは、DHTを取り込みやすい体質です。
その結果
抜け毛の直接的原因である脱毛因子(TGF-β)を増加させてしまいます。

 

③頭皮の血液循環不良

毛髪は血液が運搬する栄養素や酸素をもとに成長するので
血行不良の方は毛髪の成長に必要な栄養が届きにくい傾向にあります。

血行不良の主な原因は運動不足で、身体を動かす習慣のない方は血の巡りが滞りやすい傾向にあります。

また長時間同じ姿勢でいることも血液循環の不良につながるため
デスクワークやPC・スマホ操作も注意すべきです。

 

④生活習慣の乱れ

栄養バランスの悪い食事や不規則な生活は薄毛を招く大きな原因です。

というのも、毛髪は日々の食事から摂取した栄養をもとに成長します。
よって食事量が少ない、あるいは高脂質・高カロリーな食事が多い
頭皮に十分な栄養を届けられません。

また睡眠不足は毛髪の成長に必要なホルモンの分泌を妨げるため
夜更かしや細切れ睡眠は避けるべきです。

このほか過度な飲酒や喫煙も毛髪の成長に悪影響を及ぼします。

 

⑤ストレス

「ストレスで薄毛になる」とはよく言いますが、ストレスが薄毛を誘発するのは事実です。

私たちヒトの身体は強いストレスを受けると自律神経が乱れ、副交感神経が優位になります。
副交感神経がはたらくと血管収縮が起こり、先述のとおり血行不良が生じます。

これにより毛髪が十分に成長できず、抜け毛が増えたり薄毛が進行してしまうのです。
またストレスによる皮脂の過剰分泌が頭皮環境を悪化させ
毛穴のつまりや炎症など抜け毛の誘因となることもあります。

 

⑥外的要因

紫外線や肌に合わないシャンプーなどの外的要因も薄毛の原因の一つです。

紫外線を長時間浴びると頭皮が火傷を負うのと同じ状態になり
乾燥や炎症によって頭皮環境が悪化します。
洗浄力の高いシャンプーも頭皮の水分を奪うので、結果的に抜け毛の増加につながります。

頭皮に負担をかけるという意味では
月に何度もパーマやカラーを繰り返す方も薄毛リスクが高いと言えるでしょう。

 

一般的な脱毛症の種類

種類 症状 原因
男性型脱毛症(AGA) 前頭部から頭頂部にかけての薄毛で始まり、徐々に進行して薄毛の範囲が広がる。日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約30%と言われております。 男性ホルモンである「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換され、DHTが髪の毛を「軟毛化」させるように働く。遺伝、男性ホルモンなどが関与する。
円形脱毛症 円形の脱毛斑が単発、あるいは複数できる脱毛症。発症は突然のことが多く、再発を繰り返すこともある。自然に治ることもあるが、進行して髪の毛全体が抜けてしまうこともある。神経質な人が多い。 毛根を自身の免疫が攻撃してしまう「自己免疫性」の病気と言われている。精神的・肉外的ストレスが引き金になることもある。
薬剤性脱毛症 原因薬剤使用後に起こる髪の毛の全体的な脱毛。 主な原因薬剤として抗がん剤がある。
びまん性脱毛症 頭全体から脱毛するが、前頭から頭頂が特に多い 皮脂の増加、頭皮の細菌類の増加、刺激物質の増加など
ホルモン分泌異常による脱毛症 甲状腺ホルモンの分泌異常(甲状腺機能低下症、バセドウ病など)による脱毛、出産による脱毛など。 ホルモンバランスの乱れ。ホルモンバランスが正常化すると脱毛症は回復する。
栄養障害による脱毛症 ダイエット、断食、飢餓療法による脱毛。 栄養補給の不足により、毛を作るためのタンパクの不足。栄養状態の回復により脱毛症は回復する。
脱毛狂(トリコチロマニー) 髪の毛を引っ張る癖により生じる脱毛。 髪の毛を引っ張るため。心因的要因。髪の毛を引っ張る癖を治すことで脱毛症が回復する。



主に女性の脱毛は
・びまん性脱毛症
・男性型脱毛症【FAGA】
これらに当てはまることが多いようです。



改善方法について

 
薄毛対策1:睡眠不足の改善
睡眠不足によるストレス
また本来なら寝ている間に分泌されるはずの成長ホルモンが足りなくなったりすると薄毛の原因となります。
7時間~8時間を目安に睡眠時間を確保するようにしましょう。


 
薄毛対策2:運動不足の改善
運動不足の方は血流循環が悪化している方が多く
髪に必要な栄養素が頭皮に届いていない可能性があります。
そのため、普段から適度に体を動かすことが必要です。
激しい運動をする必要はありません。
お風呂上がりのストレッチや
一駅手前で電車を降りてウォーキングなど普段できる運動を考えてみましょう。


 
 
薄毛対策3:食生活の改善
不規則な生活をしている人ほど、回復力がついていなくなってしまいがちです。
それは頭皮も例外ではありません。
ファストフードやインスタント食品を避けて、身体に良い食生活を心がけましょう。
可能であれば、健康な髪の毛を作るのに欠かせないタンパク質やビタミン、
ミネラル、亜鉛など、髪の毛と頭皮の栄養となるものを
積極的に摂取することをおすすめします。
具体的な食品の例として
タンパク質とビタミンB群は肉類や魚介類
亜鉛はレバーやあさりに多く含まれます。

食事のメニューを考える際はぜひ参考にしてみてください。
食事で取ることが難しい場合は、サプリで取り入れても良いでしょう。
何から選んでいいかわからない場合は
ノコギリヤシ配合のサプリメントがおすすめです。


 
薄毛対策4:ストレスの改善
抜け毛や薄毛の原因の一つにストレスが関係しています。
ストレスを感じると、交感神経が活発になり血管が収縮し血流が悪くなります。
結果、頭皮や髪の毛に十分な栄養が行き届かなくなり
髪の毛が栄養不足となるのです。
また、ストレスによる睡眠不足は
健全な髪の毛の成長を阻害する可能性があります。
これは睡眠不足によってホルモンバランスが崩れ
成長ホルモンの分泌に異常が起こるためです。
このように、ストレスは薄毛の促進する可能性があります。
日頃からストレスをため込まないように
自分なりのストレス発散方法を持っておくといいでしょう。


 
薄毛対策5:タバコ・お酒を控える
喫煙することで、血管を収縮させてしまいます。
血管が収縮すると血行が悪くなるため
髪の毛に必要な栄養を頭皮に届けにくくなってしまいます。
しかしタバコは依存性があるため、きっぱりやめられない場合は
無理のない程度で本数を減らしていきましょう。
適量のお酒なら、血行を促進してくれるため摂取しても問題はありません。
しかしお酒を大量に摂取してしまうと
皮脂の過剰分泌につながる可能性があります。
皮脂が増えすぎると
毛穴詰まりの原因となって髪の毛が成長しにくい環境に
なってしまうため注意が必要です。

 
薄毛対策6:ヘアケア商品の見直し
30代以上になると、肌が乾燥しやすくなり
刺激に敏感になってくるといわれています。
そのため年齢に合ったヘアケア商品を使うことが大切です。
20代のころと同じようなヘアケア商品を使うのではなく
今の頭皮にあったものを選ぶようにしましょう。
まずは、1番身近なヘアケアであるシャンプーから見直すことをおススメします。
普段、何気なく使っているシャンプーも薄毛の原因になりうるかもしれません。
薄毛が気になり始めたら
頭皮に潤いを保ちながら洗い上げる
アミノ酸系のシャンプーを使うのがおすすめです。




シャンプー方法にもコツがあります。
一日のうちに何回もシャンプーをすると
頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
保湿に必要な皮脂を洗い流さないためにも
一日のシャンプーは多くても一日一回程度に抑えましょう。

その際、シャンプーをきちんと洗い流すことがポイントです。
頭皮にシャンプーの成分や汚れが残ると、刺激になったり細菌が繁殖したりして
髪の毛の成長を妨げてしまうため、すすぎ残しがないように注意しましょう。

シャンプーをする際は、頭皮を傷つけないように
指の腹でやさしく洗ってください。
爪を立ててゴシゴシと力強く洗うと頭皮を傷つけてしまいます。
すすぎ洗いをする際も、ゴシゴシと洗うのではなく
丁寧にやさしく洗い流すようにしましょう。

正しいシャンプー方法は、以下の手順を参考にしてみてください。
1.シャンプー前の予洗いで頭皮や髪に付着した汚れを洗い流す
2.手のひらでシャンプーを泡立ててから頭皮につける
3.指の腹を使用して頭皮をマッサージするように洗う
4.髪は泡で包み込むように洗う
5.頭皮にシャンプーを残さないように丁寧に洗い流す
 
薄毛対策7:発毛剤・育毛剤を使用する

 
「若いうちから発毛剤・育毛剤なんて…」
と敬遠している方も多いのではないでしょうか。
しかし
薄毛の進行は毎日進んでいます。

発毛剤は壮年性脱毛症の方が、髪の毛を生やすために使用する第1類医薬品です。

発毛成分ミノキシジルが入っており、使用4ヶ月後から効果が認められています。

また、育毛剤は「髪の毛を育てる」もので髪の毛を生やす効果はありません。

ですが、どなたでも使用できる抜け毛予防になります。

若いうちから始める健康な頭皮環境を手に入れましょう。

年齢問わず薄毛が気になった時が、外用剤のはじめ時です。

発毛剤や育毛剤は最終手段と身構えずに

早めに利用を開始することで

薄毛の進行をより遅らせることができる可能性があります。
ただし作用副作用・用法容量をしっかり守り御使用下さいませ。

育毛剤・発毛剤については別記事を予定しておりますので御了承くださいませ。


 
薄毛対策8:クリニックで治療
 
AGA(男性型脱毛症)治療を行いたい場合は
早めに専門の医師に相談・対策を開始することをおすすめします。


クリニックでは、経験豊富な医師がご自身の頭皮環境に合わせた治療方法を

提案してもらえることと、改善の経過についても専門的な見解から

アドバイスを頂けますので、安心して治療をすすめることができます。

しかし、治療をしたくても病院へ通う時間がない方も多いのが現実です。

そのままに放っておくと、さらにAGAが進み対策が難しくなることも考えられます。

できるところから始めてみましょう。


以上が薄毛の理論や改善方法になります。

独自の解決方法を現在調査中になりますので気になる方は一度御相談下さいませ。

また

ご質問などがございましたら何なりとお申し付けくださいませ。
 
2020/01/10